David François Moreau

ダヴィド・フランソワ・モロー(1972年パリ生まれ)は、独学の作曲家である。

若いころから、ジェズアルド、ラモー、シューマン、ベルク、ブーレーズ、シェルシ、ウォーン・マーシュの作品に接し、作曲法や管弦楽法を学んできた。

彼のインスピレーションの源は、常にインド・日本・イスラムの音楽や鳥のさえずりなどだ。

20年間、映画音楽、演劇や現代舞踏の音楽、さらに歌の作曲を手がけ、その傍ら、ジャズやフランスのシャンソンのためのアートディレクターも務めている。

彼の好奇心は、ハイレベルなさまざまなアーティストたちとの共演を導き、それがまた彼の喜びとなっている。

ささやくような音楽から、エモーショナルな音楽、そして激しい音楽まで、守備範囲は幅広い。

彼はまた、音のテクスチャ、クロマティズム、ポリリズムを駆使し、トランスの鼓動からヒントを得て、音を紡ぐ。そうしてできたメロディーは、ときにいくつかの音だけで成り立っていることもあれば、複雑なアーキテクチャで構築されていることもある。